風俗に行ったことがない男が飛田新地に行って負けて勝つお話。


2月16日金曜日。僕は夕方には東京にいた。夜行バスで夜行に乗るため。


だけども夜行に乗る前にとあるお酒飲みの席に行くことにした。ここでは1万5500円を使った。好きな女性と飲んでいて嫌な気分になる男はいない。

でも自分は今金欠。ちょっと後悔がよぎったが、楽しかったので気にしないことにした。


そして夜行バスに乗り、大阪入りをした。

朝のうちにその日からの宿に荷物を放り投げ大阪の昼間の繁華街への繰り出した。


昼間は特に何も特筆することは起きず、TrySail2ndツアー大阪公演前にオタクにチンチロで勝ち酒を無銭で手に入れたことだ。


後に気付くことになるがこの行動が全てを悪い方向へと変えてしまっていたのかもしれない。


そしてライブ後オタクが集合する。なぜ集まったのかというと、そう。オタクが童貞を卒業する為に飛田新地へ行くためである。


ここからの経緯は申し訳ないがこちらに記載されているので割愛させて頂く。



http://coco1jewelstar.hatenablog.com/entry/2018/02/19/192130


スマホなのでリンクさせるのが面倒臭いのでテキトーにはっとく。


このオタクが入っていくのを見届けた後、残されたオタクで遊郭を徘徊し続けた。それはそれぞれが"""推し"""を見つけるためだ。


そして僕は1回目にビビっときたサッカー日本代表ユニフォームに身を包みニーソックスを履いた子を探し続けた。

だがいない。何回見てもその子が現れることは無かった。

もう帰ってしまったのか。太客でも来て長い時間行っているのか。様々な想いが交錯する中僕は歩き続けた。


そして1度オタク達とトイレ横の駐車場で座り込み作戦会議をした。


1人はお金が無いが行きたくて仕方がない者や虎視眈々と獲物を狩る目をしたオタクもいた。

そんな中僕はひとつ考えた。

昨日の飲みで使わなかったらここに使えた。これは未来にも当てはまるのではないのか。

そう、24日に僕はとある推しのコンセプトカフェのイベントがある。そしてそのカフェは1度行っていて数時間いて1万4000円ほど取られたのを覚えている。


ではこのイベントを干せば行けるのでは。そう思ってしまった。そう思ってしまったのだ。


そして行ける事に気づいた僕は、いつの間にか違う推しを探すようになっていた。


途中では来週会う推しに似てる子もいた。魔女の宅急便のキキのコスプレをする子(以下キキ)もいた。オタクが可愛いと言い続けていた巫女さんもいた。


だが僕の気持ちはサッカー日本代表ユニフォームニーソックス(以下サッカーニーソ)に傾いていた。


だが僕は二人まで推しを絞れた。ただただ一目惚れに近いような感情が芽生えたAV女優の佐倉絆と72川417を足して2で割ったような子(以下佐倉絆)と、僕の性癖を売ってくるニーソックスを履いた子だ。


ここで決断をしなくてはもうチャンスを逃してしまう。

だが焦りは禁物、僕は風俗未経験者。ここで安易に見た目だけで行ってしまうと興奮材料が足りなさ過ぎるかもしれない。でも性的興奮だけを求める事は初めてに適しているのだろうか。そもそも20分程度で満足出来るのだろうか。


風俗童貞の変な感情たちが葛藤する。そして僕は決めた。ニーソックスを履いた子へと足は導かれた。


反対側にいたあま宮10さんに似た子が居る所へ雨宮天のオタクが入っていったのを見届けて僕は店の中へと踏み込んだ。



そこからは本当に流れ作業のようなニーソックスの子の対応が始まってしまった。


部屋についてお金を払うと服を脱ぐよう促される。

彼女がお金を置いて戻ってくる頃にはもう裸だ。

ちなみに値段は20分1万6000円だ。CD12,3枚分と考えると安いのか高いのか風俗童貞の僕にはわからなくなるが、やはり高いのだろう。


彼女に布団へ横になるように言われゴロリとすると早速下を拭かれる。僕はパイパンなのでそこら辺の他愛のない話をしながらゴムを付けられ軽くしゃぶられる。


彼女の胸をD程度の胸を揉みながら徐々に下腹部が立ち上がっていく。

そして入れる?と言われまずは正常位へと移る。

ここで1つ残念な事があった。キスが完全NGだった。今思うとこれも1つの大きな出来事だったのだろう。


そして騎乗位をしたりバックをしたりしながら短い時間の中腰を振り続けた。段々と元気が無くなっていったがそれでも自分を奮い立たたせて無理矢理にでも頑張った。


だがいつの間にか正常位中に中折れしてしまった。何故だかはすぐに分かった。


彼女に言われたのだが、アルコールが入っていると元気が出ない人もいるみたいだ。だが僕は今までそんな事は起きなかった。しかしそうであるならそうなのだろう。初めての風俗ということと掛け算にでもなったのだろう。僕は元気がなくなってしまった。


そして彼女は手コキをしだす。これで無理矢理イカせようということだろう。だが僕は10月に元カノと別れて以来ずっと1人でシコっていた。余り気持ち良くないのだ。こういう所は上手いものだと思っていたのだがそんな事はない。


これは後で分かったことだがタクシーの運ちゃん曰く、あそこは技術は無い。下がゆるゆるガバガバなだけらしい。


そうしているうちにチャイムが鳴る。だが彼女は動かしている手を止めない。これではいけないと僕も頑張り自分を気持ちイイと思い込ませる。好きな女を想像しながら。


だが2回目のチャイムが鳴る。彼女が手を止めた。そしてこう言った「ごめんなさい……」


僕の心には大きな穴が空いた。女性に謝られてしまった。今まで自分の中では、経験してきた女性全員を、毎回とは言わないが満足させてあげたりして来たつもりだった。

それは相手がイったからそう思って、恥ずかしながら多少なりとも自信があった。


それは彼女にとっても同じような状況であったと思う。

僕が彼女の立場だったら確かに謝っていただろう。

だがそれは同時に僕に大きな穴を開けた。

自分に不甲斐がなくなった。


そして外に出てオタクと合流すると良い顔をしたオタクが1人と、僕と同じく虚無感に襲われているオタクが1人いた。

僕は少し仲間がいて嬉しくなったがそれも束の間、そのオタクは別の理由で虚無を感じていた。クソが。(オタクには罪は無いです。勝手な気持ちなので無視してください。)


そして帰路へとつき宿へとつき、全てを忘れる為に泥酔した。就寝。。。






そんな1日があり日曜日にもライブを楽しみ月曜日も行きたかったラーメン荘歴史を刻め本店へ行き大阪を~満喫~していた。






そして今日は火曜日。今日からは別の行動が始まる。昼間については割愛させていただく。


時間は夜。梅田へと赴いた。焼肉屋で飯を食らったが全くもって美味しくない。飲み物も不味い。一緒に来た先輩たちも満足行ってない顔をしていた。


そして先輩たちに連れられておっパブというものへと連れて行かれる。ここも言うまでもないが僕には初めて行く場所だ。


先輩から「延長と指名はしちゃダメ。最初だからまずはそれを念頭において楽しんで。」と言われ案内されると、1人で席へと着く。


内心かなり不安だったが女の子が来てからはそんなことは無かった。

まずは名刺を渡され簡単に自己紹介をお互いにする。

ここでは乳首がお互い弱いという話になった。

そしておっパブというものをやっと体験した。


女の子が胸を出しディープキスを交わしながら相手は僕の下を、僕は女の子の胸を乳首を中心に弄る。

女の子はちょっと喘ぎながら負けんじと僕の右乳首を責める。弱い部分をピンポイントで責められ徐々に立ち上がっていく。


お互いに乳首を責め合いながらキスをし続けた。

そして僕が彼女の片方の乳首を舐めながら片方の乳首を手で責めつつ胸を揉むと、彼女はとてもよがっていた。


演技ではないとわかるほどだったので僕は自然と少し自信を取り戻していた。

そして回転していき次の女の子が来た。その子は広島出身で、自分と同い年、同じ誕生日でもありとてつもなく話が盛り上がってしまった。手を繋いで話をしていたものの盛り上がりすぎてキスもせずに時間となった。

そこでその子はこう言ってくれた「盛り上がりすぎちゃったね。本当はもっとつなうみ君とお触りとかいっぱいしたかったのに。指名してもっと話してくれない?」と。もちろん、自分へのマージンをより多く取るための常套句なのだろうも思った。


僕は先輩に指名延長はするなと言われた手前であったので少し悩んだが断ってしまった。しかし、その子は本当に僕と話がもっとしたかったのだろうか。

少し申し訳ないことをしているのかなと思ったが仕方がないので回ってもらうことにした。だが彼女は僕に電話番号を名刺の裏に書き、明日時間取れたら遊ぼうと誘って来た。

正直、顧客を取るための動きなのだろうが嬉しかった。少なくとも僕と遊んだりして苦痛ではないと思ってくれたのだ。

そして別れを惜しみにつつ3人目の子が来た。この子とは特に何もなかったので割愛。



そして退店し飛田新地へと向かった。



飛田新地に着くと先輩たちは来たことがない様子。一応嫌な思い出ではあるが土曜日にオタクに案内して貰ってある程度の知識があったので、軽く説明しながら歩いた。


そして僕は土曜日見たあのサッカーニーソの子を探していた。だが、店前にはいない様子。数回除いても見る事はなかった。


何故僕がそんなことをしたかというと、飛田新地に向かう最中、その日の朝にはそんな気は更々なかったのだが、おっパブでの出来事、飯が不味くて大阪での満足値が急激に減少したこと。そして先輩が奢ってくれるということだったのでリベンジをする事に決めた。

心中はもちろん穏やかではなかった。土曜日の失敗を取り戻すため、考え続けた。


サッカーニーソという推しメンに会えたら即行く。

見つからなかったら土曜日良さげだと思った、佐倉絆

やキキを探しつつ他のサッカーニーソのような子に巡り会えたら覚悟を決めよう。


そんな所だ。

そしてサッカーニーソがいないとわかると、僕は佐倉絆とキキの所へ向かう。二人を吟味しながら僕は土曜日の雨宮10へ入ったオタクをふと思い浮かべたら足はキキへと向かっていた。

そして彼女はそこに座っていた。

少しニコリと笑いながらこちらを見るキキはとても可愛かった。


僕は先輩に見送られながら店へと踏み込んだ。心臓はバクバクだ。何せ一度失敗をしているからだ。だが、そんなことは一瞬で杞憂だったと分かった。


まず彼女と階段を登る際、手を繋いだ。土曜日はしなかった。これが対応の差か、と気付いた。

そして部屋に着くとコートを脱がせて貰い(これもしなかった)、壁にかけてくれた。


支払いを済ませる前に僕は1つ調べて見つけた方法があった。それは風俗童貞だと言うのではなく、完全に童貞だと言うこと。

これをするとどの風俗でもだいたい対応が少し良くなると知り、やってみた。


そうすると対応の差なのか効果があるのかはもう分からないが僕にハグをしてくれた。


1つだけ残念だったのは入る前に見えなかった口元だった。矯正をしていたので僕の勝手なイメージで少し可愛くないな~と思ってしまった。だがそんな事は関係なかった。


そうしてお金を払い服を脱ぎ彼女を待つ。

そして布団へと移動を促され寝転がる。


彼女はまず僕の上にのりキスをしてきた。これも土曜日にはなかった。僕は完全に勝利を確信し行為へと及んだ。


彼女の小さいながらもしっかりと主張をしてくる乳首を舐めたり触ったりしながら喋ったりしながらゴムを付けてもらいまずは軽舐められた。何故だか分からないが今まされてきたより一番のものだった。


そして早速挿入へと移る。やってみたい体位はあると聞かれ、童貞設定なのを思い出す。

とりあえず対面座位がしたいと、ちょっと童貞っぽい選択をしてみる。

そして彼女とキスをしながら肌を密着させ少しだけリズムを下手な変化をさせながら腰を動かしていく。

だかやはり気持ち良さよりかは幸福感を得た。


そして気持ち良さを求めるため僕はそのまま後に倒れ騎乗位へ。

彼女と目を合わせながら及んだ行為はとてつもなく気持ちイイものだった。時々ハニカミながら口元へ口を寄せてくる彼女を見てとてつもなく愛おしくなっていった。


そして騎乗位で幸福感と快感を同時に得ながら、正常位へと移り変わってゆく。


ここではフィニッシュを迎えるのが目に見えて分かりきっていた。とても興奮していた。彼女に顔を掴まれキスを求められした濃厚なキスは初めてのキスのような香りがした。


小ぶりな胸を軽く弄りながら完璧と言ってもいいリズムも転調で腰を動かす。もう設定などどうでも良かった。

一心不乱に動き続けキスをしているといつの間にかリベンジ成功と化していた。丁度チャイムがなる。ファミマの入店音だ。笑ってしまった。

彼女は演技なのだろうが、イク演技がとても上手かった。

ものを抜き、彼女に処理をされながら会話をした。

パイパンなんだ~。毛は脱毛してるの?やっぱパイパンのが清潔感あっていいよね~。」

土曜日もしたような会話だったが全く別の会話に感じていた。

彼女もパイパンでそれについて喋りながら、下へのタッチはNGだったのを忘れて、少し触り、舐めたのだが彼女は嫌な顔をしていなかった。


僕はとてつもな満足度と幸福感、そしてリベンジをしたことによる高揚感達成感快感優越感に浸った。


キキとは簡単な会話をしながらハグをして時間を迎えているが何度もキスをした。それは一分一秒なのだが何時間のように感じた。


楽しかったのでまた来ると伝え、コートを着せてもらい二人で階段を降り退店していった。土曜日出来なかった帰る時に自然と笑顔で手を振って退店した。


ホテルへの帰路へとつき、タクシーの運ちゃんの面白い飛田新地話を聞きながら宿へと帰った。



僕の大遠征はこれにて終わり。ではないが、筆を取るに値する内容はこれで終わった気がする。


大阪に来た時だけは風俗もありだな、と自分らしくない答えを見つけてしまった。


そして翌日朝起きて、財布の中身は減っていないが来月の給料が減ると考えると僕は、後悔をした。


最後まで読んでくださりありがとうございました。書き出した時に似合わない語尾になっちゃったけど、なんか恥ずかしいんだもん。